認知症フレンドシップクラブについて
コンセプト
VISION
『認知症になっても変わらない暮らしができるまち』MISSION
『すべてのまちで認知症にやさしいまちづくりの拠点をつくり、つないでいく』Our Challenge
私たちが取り組む社会課題とは?
認知症のことを理解してもらえず、孤立しがちです。家で暮らす認知症の人の割合は、おおよそ70%。認知症になることで外出や交流の機会が減ると言われています。認知症の人が外出したり、交流する場をつくるには、認知症のことを理解し、困りごとを共有することが必要です。 認知症の人が地域社会で暮らす環境のイメージが十分ではありません。認知症の人が地域社会で変わらなく暮らすことは、単に認知症の人にやさしい人が多いということではなく、認知症のことをジブンゴトとして捉え、困ったときに寄り添い、そっと手をさしのべてくれる人がいる、困らないような工夫がされている状況が整っていることではないでしょうか。
だからこそ、認知症の人と出会い、一緒に考えたことを、それぞれができる関わりや連携から認知症の人にやさしいまちづくりを実現していくことが大切だと考えています。
NPO法人認知症フレンドシップクラブは、認知症を生きる人が、地域の中で当たり前に暮らし、「やりたいこと」ができるよう、医療や介護の枠組みを超えて、さまざまな人がつながり、社会を変える大きな力にすることを目指しています。最終的には、日本全国約1700の市区町村で認知症にやさしいまちづくりの繋がりをつくる認知症まちづくりのプラットフォームをつくっていこうとしています。DFC代表 井出 訓
NPO法人 認知症フレンドシップクラブ理事長
放送大学教養学部/大学院文化科学研究科 教授経歴
昭和63年明治学院大学社会学部社会福祉学科卒業。
平成10年Case Western Reserve U.N.I.V. Doctor of Nursing program 修了。
東京白十字病院看護師長、北海道医療大学看護福祉学部教授を経て、平成23年より現職主著
系統看護学講座:老年看護学 医学書院 (2001)
看護技術学習支援テキスト −老年看護学 日本看護協会出版部 (2002)
高齢者のための認知症スタディーガイド (監訳) ワールドプランニング (2006)
生活機能から見た老年看護過程の展開 医学書院 (2008)組織概要
名称 | 特定非営利活動法人認知症フレンドシップクラブ |
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設立 | 2007年 |
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代表者 | 井出訓(放送大学教授) |
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主な事業 | 認知症フレンドシップクラブネットワーク(DFCネットワーク)によるまちづくり活動、
ワークショップ、研修、講演会、カフェ・本人会議、まちづくり推進事業(自治体からの委託事業)、RUN伴、認知症まちづくり基金beOrangeの運営(事務局)など |
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役員
理事長
井出訓(放送大学教養学部)理事
寺澤道恵(DFC恵庭代表)理事
細田政裕(DFC函館代表・理想福祉株式会社)理事
若野達也(DFC奈良代表・若年認知症サポートセンター絆や)理事
岡田 誠(富士通株式会社・DFJI共同代表)監事
小西雅之(奈良市社会福祉協議会)Copyright © 2018 認知症フレンドシップクラブ All Rights Reserved.
代表挨拶
例えば、事故や事件、病気や災害など、私たちが暮らすまちには様々な危険があふれています。では、そうした危険を一つ一つ取り除いていけば、私たちのまちは安心して暮らせるまちへと変わっていくのでしょうか。実はその答えはNO! それだけではけっして安心して暮らせる町を作ることはできないのです。では、何が必要なのでしょう。それは危険を無くしていくだけでなく、「安心のもと」を地域の中にたくさん生み出していくことが必要なのです。「安心のもと」とはなんでしょう。例えばそれはボランティアであったり、シルバーシートであったり、点字ブロックであったり、それは、地域や社会の中に、またそこに暮らす一人ひとりの人々の中に備わり根付いている、人々の暮らしや活動、生きがいに寄り添っていこうとする機能やデザイン、考え方のことなのです。 認知症フレンドシップクラブでは、みなさまからのご支援、ご賛同を頂きながら、各事務局における地域に根ざした活動や、クラブ全体としてのトータルな活動を通し、認知症と生きる人たちが安心して暮らしていけるまちの実現をめざした「安心のもと」を、一つでも多く地域の中に生み出していくための活動を続けています。認知症になっても安心して暮らせるまちの実現にむけ、ぜひ皆さんのお力をお貸しください。