2020年01月25日

Dementia-Friendly -イギリス通信-

以前認知症フレンドシップクラブでインターンをしていた松嶋さんが、
イギリス短期留学中に感じた“認知症フレンドリーコミュニティ”について、レポートが届きました。
松嶋さん、ありがとうございます!!

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◆ Self-directed support(制度) ◆

Self-directed supportでは、公的福祉サービス利用に加え、当事者自身が利用したいサービスを選択し、それが福祉である限り一定金額、政府が資金援助をするというシステムです。

スコットランドでは当事者の声が政策提言として尊重される傾向が強いこと、当事者がソーシャルワーカーによって決められたサービスが自分に合わずを結局サービスそのものを使用しないことなどの背景によって出来たようです。

取り組み自体は2011年から行われていますが、本格的に動き出したのは最近のようです。
制度が知れ渡っていない、提供リソースに限界があるなどの理由から思い通りには進んでいない側面があるものの、取り組みとしてはとても興味深いと思いました。
スコットランド政府のソーシャルケアに関する情報
※一部自動翻訳されます

◆ purple line ◆

スコットランド版”アプリみまもりあい”のような機能を持つものです。
先日は、スコットランド認知症ワーキンググループ(SDWG)のiPad利用講座に参加してきました。講座の内容はgoogle検索、メールを確認するなどでしたが、メンバーが使っているiPadはSDWGのファンディング(資金調達)によって購入したもの、という点が私にとっては新しかったです。
また、ipadを使うことや、はじめに紹介したself-directed support等がエビデンスに基づいていたり、結果を後追いしてエビデンスとして構築しているところも進んでいると思います。
私が出入りしている団体がほとんどチャリティなこともありますが、日本にいるときよりも、ファンディングが話の中に出てくることが多いような気がします。
スコットランド認知症ワーキンググループ
※一部自動翻訳されます

デイサービスのトイレや机イスが色のコントラストがつけられていてdementia-friendlyの姿勢を感じました。