2019年07月18日

認知症の人にやさしい まちづくりの始め方 大阪,岡山,福岡レポート

【まちづくりの種】

6月28日〜30日の3日間、大阪府・岡山県・福岡県の3会場において、『認知症の人にやさしいまちづくりの始め方』イベントが開催されました。

認知症の人だけに関わらず、誰にとってもやさしい町をつくっていくためには、多様なステークホルダーを招き入れ、それぞれの願いや困りごととリソースを掛け合わせ、良い循環を生み出していく必要があります。
今回のイベントでは、大牟田市で暮らすその1人の生活に変化が起きた丁寧な歩みや、多様なステークホルダーを招き入れるための対話の方法や問いの立て方、コアチームの作り方などをお伝えしました。

参加された皆さまからいただいた感想の一部を紹介します。
・まちづくり”って大きくて難しいと漠然と思っていました。しかし自分が変わらなければいけないと肝に命じて取り組めたらと思います。
・やり方というのが「問いの設定」自体を変えるというのが目からウロコだった。誰もが主体的に地域づくりを考えられるように取り組んでいきたいと思います。
・病院で多職種チームとして働いてみて職種によっても同じ風景をそれぞれ別の風景とし て見ていることに気づきました。お互いの違いを知る「伝える言葉」と「伝わる言葉」が 異なることを“問いを変える”という視点で考えていければと思います。
・問題とされることはとてもシンプル。本質に立ち返り、それぞれの問いというところの考えを再構築したい。
・今後の地域での活動の中で、まちづくりの種を探せそうです。

全国どこで暮らしていても、“当たり前の生活を奪われることなく、その人らしい暮らしが続けられる!”
認知症の人にやさしい町づくりがあちこちで展開されていく、そんな期待感で胸を膨らませたイベントとなりました。

今回、イベントに参加してくださった皆さま、開催にあたり多大なご尽力いただいた関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

大阪会場

岡山会場

福岡会場